生地を求めて...
ヤッコマリカルド=グローバルスタンス
コレクションを作るには素材集めからはじまります。
その素材探しの模様、インド編を少しご紹介します。
インドは日本の何倍もの大きさの国土をもち、元々違う国だったことから言語、文化、気候なども変わってきます。その為にインドは素材の宝庫とされています。
産地の特徴があり、日本でも尾州、桐生など多々ありますが、インドの場合はエリアによって違います。
北インドはウール、レーヨン、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維と手織りシルクなどの生産がメインです。南インドは綿関係とシルク全般という感じになります。
ヤッコマリカルドでも北インドではウール素材、
最近の定番になっているインドリネンはコルカッタの200年続いているという紡績工場で生産しています。
(2016年春夏のインドリネンで作られたパンツ)
2016年春夏、 インドリネンで作られたワンピース(前中心にピンタックを施してある、シンプルなデザインが特徴)
今回はニューデリーの繊維街で、素材探しをはじめました。ニューデリーはマーケット規模も大きく、インド全体から素材が集まる場所であり、小売りなので、気になる素材をピックアップするには最適です。50cmから購入可能で、新しい素材のアイデアを得るには一番役に立つのです。
生地以外にも付属の専門店などもあります。
その他アーメダバッドの旧市街でには紡績、生地問屋を訪問。
アーメダバッドはデリーとは違い、小売り対応(少ないメーター数での取引)なく、何百ヤードでの取引がメインです。そういった経緯から長いおつきあいの場所が多くあります。
こういったインド国内を動き、ヤッコマリカルドの素材は選ばれています。南から北へ移動しただけでインドでは言語も違うため、言葉の問題が起きたりすることもあります。
ヤッコマリカルドのインド生産はそういった問題をクリアしながら、特性を生かし、信頼関係を築き上げて体制を作りあげ今に至るのです。
ヤッコマリカルドの商品は色々な国で生産されたものですが、その国や風土、習慣などにも対応しながら、生産されています。
ヤッコマリカルドの母体であるワイエムファッショ研究所のモットーの中に日本で生きる、アジアで生きる、世界で生きるとありますが、これはグローバルスタンスで物事を考え、フレキシブルに対応しながら商品開発をし、日本だけではなく、海外での販売経路ということです。
ヤッコマリカルドはグローバルに活動している中で商品が開発され、販売されているのです。